データドリブンな文化の中で、会社の重要な意思決定に関わることができる
Data Scienceチーム マネージャー
前職ではどのような仕事をしていましたか？
前職はビジネスコンサルティングファームでコンサルタントをしていました。マーケティング調査などのいわゆるビジネスコンサルティング案件だけでなく、クライアントの持つ大規模なデータを機械学習させて需要予測をすることで社会問題を解決するという一風変わったプロジェクトも担当していました。
学生時代はどのような勉強をしていましたか？
大学院では物理を研究していました。分野としては超伝導の実験系というのが近く、液体ヘリウムで物質を冷やして物理状態を測定するという実験を繰り返す日々でした。
この時に培った、理論を実証するための実験を設計し、結果に対して仮説を立てて検証を繰り返すというプロセスは、今の業務に通ずるところがあります。
LINE Digital Frontierへ入社した理由を教えてください。
LINE（※）にデータサイエンティストとして入社後、LINE Digital Frontierに転籍をしています。
転職を考えたきっかけとしては、前職で経験した機械学習による予測で社会問題を解決するプロジェクトが実証実験され、データ分析を通じて社会を変えていけることに魅力を感じ、次はクライアントのデータではなく事業会社で自社のデータを使って分析したいという気持ちが強くなったというのが大きいです。
その際、色んな種類のデータを大量に保持している方が面白い分析ができると考え、日本トップクラスのユーザー数を誇りかつ様々なサービスを展開していたLINEを選びました。
LINE（※）に入社後、LINEマンガにアサインされそのまま転籍しています。
転籍を決断する際も色々と考えましたが、webtoonが世界的に成長市場でありビジネス的にも面白そうなこと、組織の初期段階から分析専門のチームが創設されデータ分析の重要性について理解があったこと、そして何より自分がマンガや音楽、アニメなどのエンタメが好きなことから転籍することを決意しました。LINE Digital FrontierはLINEグループの一員でありその恩恵も受けながらも、LINEマンガという一つのサービスで組織が閉じているので、ちょっとしたベンチャー感もあるのが気に入っています。
（※現LINEヤフー株式会社）
現在担当している業務について教えてください。
LINEマンガに関するデータ分析全般を担当しています。分析内容は、事業課題に関する分析、アプリのグロースに関する分析、効果検証、ロジック設計、コンテンツ分析など多種多様です。
具体的な業務としては、SQLやスクリプトを書いて実際に分析するのと、ビジネスサイドのカウンターパートとコミュニケーションをとる（Slackやミーティング）ことが多いです。
仕事でやりがいを感じたエピソードがあれば教えてください。
分析チームの主な役割は分析によって意思決定の精度を向上させることになるので、やはり会社の重要な意思決定に関わることができた時はやりがいを感じます。LINE Digital Frontierにはデータドリブンという文化があり、特に重要な意思決定には分析による根拠を提示することが多いため、やりがいを感じる機会がたくさんあります。
また、多くのユーザーが使うものに直接関われるという点も魅力の一つです。自分が検証したロジックが実際にUIに反映され、加えてそれを身近な人が利用し、感想を言ってもらえた時は非常に嬉しかったことを覚えています。
リモートワークの頻度はどのくらいですか？また、リモートワークをする上で個人的に工夫していることやチームでの取り組みがあれば教えてください
ほぼリモートワークで、出社は数か月に1回程度です。ただ個人によるので、（状況が許せば）出社も基本自由です。
リモートワークの取り組みとしては、なるべく全員が顔合わせる場を設けるために、チームの進捗確認の定例会議以外にも、週に2回朝会を実施しています。こちらはアジェンダを決めず、一旦集まって何かあれば共有し、何もなければ軽く雑談して終わるゆるいミーティングになります。
あってよかったと思う社内制度や、利用しているものはありますか？
自宅のリモートワーク環境を充実させるため、必要な備品をレンタルできる制度があり、1回使ってみたかったものを気軽に試せるので利用しています。
また社内制度といえるか分かりませんが、言語が異なるメンバーのミーティングには専門の通訳者が入っていただけるのは非常に助かります。特に分析の結果報告はニュアンスを伝えるのが難しく、かつ誤ると会社の重要な意思決定にまで影響を及ぼしかねないので、通訳者を通じてしっかり意思疎通をするという点に投資しているのは非常にありがたいです。
ワークライフバランスは取りやすいですか？
ワークを優先したい人もライフを優先したい人もバランスを取りたい人も、それぞれに合わせた働き方ができると思います。特に多くのメンバーが裁量労働制ということもあり、時間に縛られず働くことができます。私は現在2人子育てをしており突然半休や時間休が発生することも多いのですが、重要なミーティングがない限りはメンバーに一言伝えるだけで良く、埋め合わせも柔軟にできるので、調整で苦労したことはほとんどありません。
LINE Digital Frontier では、どんな人が活躍していますか？
自分にやりたいことがあり、かつ主体的に動ける方であれば任せてもらえる業務が多いので活躍できると思います。これは私の所属するData Scienceチームはもちろん、他のチームもそのような雰囲気に見えます。
また、自分の職務だけにとらわれない方も多い印象です。どこの部署も他部署とのコミュニケーションが多いので、職務以外のことも興味を持って学べるような人だと他部署とのやり取りも円滑になり活躍できると思います。
今年Data Scienceチームでは自らの意志で全社員向けにデータ活用（分析）の講座を立ち上げました。開催前は分析を学びに来てもらえるか不安だったのですが、多くの社員に参加いただきました。この取り組みからも、やりたいことあれば任せてもらえる、そしてビジネス職の方でも職務外のデータ分析を積極的に学ぶ方が多い、というのをイメージいただけるのではないかと思います。
転職を考えている方へメッセージをお願いします。
ここまで読んでいただいたのも何かの縁ですので、ぜひ一度採用情報をご覧ください。
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