オリジナル作品を最も輝く形で映像化し、ヒット作を生み出したい

IP Business室
事業提携チーム
川口 七之介
(カワグチ シチノスケ)
事業企画

前職ではどのような仕事をしていましたか?

前職はとある旅行ガイドブックの出版社で営業をやっていました。新卒で入社してから約4年半で、書店への営業から出版取次への流通の業務、書籍のCVS流通など、紙の出版物に関わる営業は幅広く担当させてもらいました。

いわゆる老舗の出版社で、体育会系のゴリゴリの営業チームだったと思います。そういう点ではいまのLINE Digital Frontierとは真逆の雰囲気でしたね。中途入社して、その自由さと会社の個性、環境にすごく驚いたのを覚えています。

LINE Digital Frontier へ入社した理由を教えてください。

一言で言うと、「今風でかっこよくて勢いのある会社で自由に働きたい!」という下心が全てです(笑)

当時から出版業界は年々その市場規模が縮小していて、営業だからこそ、その厳しさを痛感する毎日でした。特に前職では新しい挑戦をすることが難しい環境になっていたんです。そんな時に「もっと挑戦できる環境で働きたい」と考えて、これから伸びる可能性が広がっていたwebマンガの分野に興味を持ち始めました。そして最終的に縁のあったLINE DigitalFrontierに入社することになりました。

入社した当時はまだメンバーも少なくて、色々なことが手探りの環境でしたが、毎日が刺激的で慌ただしくもやりがいのある日々を過ごしてきました。

この会社で働いて2022年で5年目になりましたが、本当にあっという間でした。

現在担当している業務について教えてください。

連日様々なパートナー企業と映像化の企画について議論を行なっており、ビジネススキームを考え、実現に向けて開発を進めていくことがメインの業務になります。

いま日本では、webtoonのIPビジネスの可能性や市場について、色々な企業から注目をされ始めています。

最近だと動画配信サービスで話題となった『今、私たちの学校は...』や『地獄が呼んでいる』など、webtoon原作のドラマが世界中で大人気になっています。この流れを日本でも開拓すべく、2021年7月に新しく立ち上がったチームが事業提携チームです。

LINEマンガオリジナル作品は、グローバルの作品を含めると、合計で1,100作品以上あり、中には『女神降臨』『喧嘩独学』のように累計で数億Viewsを記録するような作品も多くあります。

これらの作品を最も輝く形で映像化していくことが今のミッションです。

所属している部署の雰囲気を教えてください。

私の所属している部署はまだ立ち上がってから1年ちょっとの比較的若いチームで、メンバーも6人と小規模です。リモートワークと相まって、特別こうと言えるような雰囲気はまだないかもしれません。

ただ、前職での色々な経験を持つメンバーが集まっており、韓国NAVER WEBTOONのメンバーと打ち合わせをする機会も多いので、多様な考え方やグローバルな視点が集まる場になっていると思います。

仕事柄それぞれが独立して動くことも多いので、個の集団というイメージもあるかもしれません。自分で考えながら、やりたいことに挑戦できる環境だと思います。

仕事をする上で大事にしていることはありますか?

なるべく自分自身が楽しく仕事ができるように意識していると思います。

取引先からするとLINE Digital Frontierは、"楽しいサービスを運営している会社"という印象を持ってくださっていると思うんです。ですが、打ち合わせに出てきた社員が悲壮感を漂わせていたり、すごく無愛想だったりしたら、その印象が台無しになってしまうと思っています(笑)

逆に、生き生きと自分達のコンテンツやサービスのことを話す人とは、一緒に仕事をしてみたいと思ってもらえるかもしれません。

そのため、サービスとしての魅力だけでなく、「LINE Digital Frontierで働く人」としての魅力も重要だと思っています。

最終的にはどんなプロジェクトなのかよりも、どんな人と取り組むプロジェクトなのかがより仕事を活性化させて大きな成功に繋がると思っているので、普段から堅苦しすぎない生きたコミュニケーションを意識しています。

LINE Digital Frontierの魅力を教えてください。

ほとんどの社員が中途入社のメンバーなので、様々な経験をしてきた人が集まっている点が一番の魅力だと思います。

IT業界、出版業界、ゲーム業界、映像制作業界など、色々な業界出身の人たちがいるからこそ、良いシナジーが生まれているのかもしれません。

また、働き方含めて自由度が高いです。やる時はやる!そうじゃない時は休む!そういったオン/オフを自分でコントロールできる環境はすごく魅力的だと思います。

一番好きなマンガは何ですか?

ここ最近で一番心動かされた作品は『BLUE GIANT』です。

ジャズを題材にしたマンガですが、主人公の熱量やひたむきな姿勢に惹き込まれていき、マンガのページから音が鳴り響くような臨場感と感動を味わえます。特に日々仕事で疲れている人ほど、ぜひ読んで欲しいマンガです。とってもエネルギーを貰えます。

あと最近は、東村アキコ先生、浅野いにお先生、久保ミツロウ先生のマンガを読み直すことにハマっています。この前『ソラニン』を読み直して胸が熱くなりました(笑)

比較的ジャンル問わず常に何かのマンガにハマっているので、一番は決められないですね。

これからどのようにキャリアを築いていきたいですか?

今はオリジナル作品の映像化の仕事を任されているので、「最近の面白いドラマやアニメってLINEマンガの作品ばっかりだよね」と言われることを目指しています。

そういう意味では、集英社のジャンプ作品はやっぱり凄いなと日々痛感しています。『鬼滅の刃』『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』などヒット作を続々と生み出していて、さらにアニメでも大ヒットをさせている。

このように他社の成功事例を見ると、すごくモチベーションが上がります。

自身のキャリアとしては、どこまで本気で仕事に向き合えるか、それをどこまで続けられるかが重要だと思っています。

本気で取り組んでそれを本気で楽しめれば、必然とモチベーションは溢れていきますが、いつかそれが枯れてしまったら一度立ち止まって自分の進路を考え直さないといけないかもしれない。

そうならないためにも常に新しく自分にできることや挑戦できることを探すようにしています。その先でまたやりたいことが見つかれば遠慮なく挑戦していきたいです。

どんな人に入社してもらいたいと思いますか?

知識や経験は後からいくらでも積めると思うので、現時点で特別誇れるものを持ってなくても良いと思います。

「昨日まで良しとされていたことが、今日は間違っている」となるくらい日々の変化がある業界なので、その環境を楽しめるようなエネルギーを持っている人であれば必ず活躍できると思います。

転職を考えている方へメッセージをお願いします。

LINE Digital Frontierは色々な会社で色々な経験をした人たちが集まってできています。そして、その環境を面白くするのも自分次第なところが大きい会社です。

ぜひ日々の変化を楽しみながら、一緒に会社を盛り上げていきましょう!

記事内で挙がった作品の作家名・出版社名一覧

  • 『今、私たちの学校は...』(ドングリ先生/LINE Digital Frontier)
  • 『地獄が呼んでいる』(マンガ『地獄』ヨン・サンホ先生、チェ・ギュソク先生/双葉社)
  • 『女神降臨』(yaongyi先生/LINE Digital Frontier)
  • 『喧嘩独学』(PTJ cartoon company先生(ストーリー)・金正賢スタジオ(作画)/LINE Digital Frontier)
  • 『BLUE GIANT』(石塚真一先生/小学館)
  • 『ソラニン』(浅野いにお先生/小学館)
  • 『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴先生/集英社)
  • 『SPY×FAMILY』(遠藤達哉先生/集英社)
  • 『チェンソーマン』(藤本タツキ先生/集英社)
※内容はインタビュー時のものです