自身の熱意次第で様々なことに挑戦できる環境が準備されている

コンテンツアクイジション推進室 室長
Contents Production室
インディーズ企画運用チーム マネージャー
小室 稔樹(コムロ トシキ)
コンテンツ企画

前職ではどのような仕事をしていましたか?

前職でもマンガアプリに関わっていました。最初は作家さんを担当するところから始め、最後は編集長という立場でした。

もう少し遡ると、大学の研究室勤務→音楽業界→ゲーム業界→マンガ業界という領域に携わってきました。

学生時代はどのような勉強をしていましたか?

音楽大学で作曲を専攻し、主に映画音楽の作曲を勉強していました。

自らもクリエイターでフリーランスだった時期もあるため、ジャンルは違っても、根底にあるクリエイターとしての気持ちは作家さんのお気持ちと近いところがあるなぁと日々感じます。

LINE Digital Frontierへ入社した理由は?

前職のマンガアプリの仕事も充実していたのですが、「LINEマンガ」という大きなマンガプラットフォームでより大きなチャレンジができるのではと思い、転職しました。

現在担当している業務について教えてください。

現在は2つの部門を兼任しています。

1つ目は、コンテンツアクイジション推進室という部門で、出版社さんから許諾いただいた作品などを「LINEマンガ」で展開するための企画や運営業務をしています。

2つ目は、インディーズ企画運用チームという部門で、マンガ投稿プラットフォームである「LINEマンガ インディーズ」の企画運用と、投稿された作品・作家さんの発掘業務をしています。

仕事でやりがいを感じたエピソードがあれば教えてください。

難易度が高いと思われていた交渉が通り、最終的にはその交渉相手も笑顔で企画が進行した時でしょうか。

数年前に、世界的なコンテンツホルダーと一緒にとある企画をしたことがありました。来日した彼らと最終協議を行っていた際、とても重要な場面で意見が分かれてしまいました。

彼らも「あなた方の意見を否定する訳ではないが、検討にはかなりの時間がかる。」と言われ、その検討を待っていると、リリースに間に合わない可能性が出てくるという状況がありました。その時の選択肢は、2つでした。

① こちらの意見を通す事を優先する。

(ただし、リリースに間に合わなくなる可能性があるし、こちらの意見が受け入れられるかどうかも現時点では不明。)

② 彼らの意見を優先する。

(ただし、「LINEマンガ」としては、思い通りではないものになってしまう。)

とてもシンプルなのですが、僕らはどうしても①を通したい。でもリリースが間に合わないとたくさんの方に迷惑がかかってしまう、という状況でした。

当時の僕は①を選択しつつ、彼らの検討を早く進められるよう、なぜ我々の判断がそうなのか、丁寧に何度も説明を重ねましたが、彼らのその場での反応は、「それでもこの場にいないボスやその他メンバーと、帰国してから協議したいので2週間は待ってほしい。」と言うような返答で、あとは祈るしかない、、という状況で会議は終了してしまいました。

会議の翌日、彼らのカンファレンスに招待されていたので、2時間ほどカンファレンスを聞いていたと記憶していますが、その時はカンファレンスの内容よりも、前日の会議の事が気になって気になって、ほとんどカンファレンスの内容が頭に入ってこなかったのを覚えています(笑)

前日の会議をご一緒していた方が登壇者だったため、カンファレンス終了後に挨拶をしようとしたところ、彼女からこちらに満面の笑みで歩いてくるではありませんか。「カンファレンスが上手く行ったのが嬉しかったのかな」と内心思っていたのですが、彼女から出てきた言葉は、「あなた方の希望が通りました」というものでした。

一瞬、何のことだろう、と少し固まったのですが、すぐ昨日の交渉の事だと思い、とても嬉しかったことを覚えています。

彼女は僕らの意見を聞き、その晩すぐ、現地の上司と電話会議を行ってくれたそうです。そして、「彼らの意見に賛同しよう。」という判断をその場で、その日のうちにしてくれていたのでした。この経験から、僕は仕事に向き合う姿勢が変わったと思います。

その後も国内外問わず、様々なコンテンツホルダーの皆さまと一緒に企画をしてきた中で、毎回必ず大小問わず何かしらの交渉は発生しますが、交渉させていただく相手をリスペクトする事が大前提にあり、その先に相手の立場と相手の考え、相手の過去(歴史)と未来(これから彼らが目指すもの)をどれだけ理解できているか、で交渉の進み方が段違いに変わるのです。

書き起こすと驚くほど当たり前のことだな、と、今、僕自身もびっくりしていますが、やはり当たり前のことを当たり前にしっかりやる事が、人としても、仕事でも大切だな、、と改めて思いました。

あってよかったと思う社内制度や、利用しているものはありますか?

自転車通勤が許可されているところはありがたいです。

自転車通勤でも出社した日は交通費が出るので、雨の日など自転車で通勤するのが難しい日は無理なく電車通勤に切り替えることができるので、とても助かっています。保険にも会社負担で入ってくれます。

LINE Digital Frontierの魅力を教えてください。

多様性でしょうか。様々なバックグラウンドを持ったメンバーと一緒に仕事ができることは魅力だと思います。

また、個人では絶対にできないような大きな企業とも仕事ができるのは、「LINEマンガ」というサービスの持っている力のおかげであり、LINE Digital Frontierのおかげだと思います。

仕事終わりや休日の過ごし方を教えてください。

買い物に行ったり、ピアノを弾いたり、散歩やサイクリングをしたり。たまに余裕があれば作曲をしています。

一番好きなマンガは何ですか?

やはり今は、自分が関わっているということもあって、LINEマンガ インディーズ出身の作品が好きです。

転職を考えている方へメッセージをお願いします。

僕はこの会社で、自分個人では絶対に出会えない人たちと大きな仕事をさせてもらえていることに感謝しています。

自身の熱意次第で様々なことに挑戦ができる環境は準備されていると思います。そのような環境を望まれている方は、ぜひ一度、ご応募を検討ください!

※内容はインタビュー時のものです